今年も又、バラが咲いた。


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この家に住み始めて初めて見た時は感激した。真っ赤なバラだ。

「バラが咲いた」のメロディが自然と浮かんだ。

今年、花が咲かない、花が咲かないと夫がしきりと気をもんでいた。気をもむほど手入れもしないくせに。
昨年、原発事故があった。目には見えず、匂いもしない、でも汚染されている。らしい。

はじめ、草木をゴミに出しては駄目と言われていた。それで道ばたの草は刈られることもなく放置されていた。
うちの庭はなぜか青ジソに占拠された。赤ジソは目につかなかった。葉の裏側が赤い物も皆無ではなかったが、普通の赤ジソはなかった。

その青ジソで占拠された庭の片隅で青ジソに埋もれて夏を過ごしたのだ.栄養状態が悪かったのかもしれない。

バラは咲いたけれど、立て続けに三個も咲いたけれど、小さい。いつもの半分だ。そういえば昨年は花を切ることもしなかった。それもバラ本体に負担を掛けたかもしれない。

で、思い浮かんだのが、
「花は咲いたけれど、花は咲いたけれど」のフレーズ。

もうすっかり忘れていたけれど「初恋によろしく」って歌だった。