本来の目的はビアズリー展だったのだが
イザ、いつ行く!か、決断できず、漫画家魔夜峰央が公演をするという5月28日を選んだ。

先着180名というのでお昼も食べないで待っていたが・・・・

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そして恐ろしく盛り上がらない講演会だった。一応『ビアズリーの魅力を語る』というタイトルがあるのだが。美術館の職員が映写幕にビアズリーと魔夜峰央の作品を並べて写しては感想を聞く。「嫌ですね」と、足元にも及ばないと謙遜していたが、共通点は色いろあるらしい。

家に帰ってぐぐってみたら、魔夜氏は新潟市の出身。だから来たのか・・・その辺りを話の糸口に、とは思わなかったのだろうか。

オイラのようなテレビ見てるだけの人、『パタリロ』はまだまだ連載中らしいがアニメが放送されてからだいぶ経つと既に過去の人のククリに区分けしている。その前に『パタリロ』自体マンガとして評価が高いわけではない。たぶん誰も「芸術的なマンガ」なんて言わない。一般人のオイラでさえキワモノ漫画家って見ているのに、芸術を相手にしている美術館員はどう評価しているんだろう。

往復高速バス代、5550円を遣って出かけた甲斐はあった。

魔夜峰央は職人気質で、腕の良い浮世絵職人よろしく、一ミリに10本の線を入れちゃう人らしい。美少年の睫毛は100本入れていると。そうなの?というわけで家に帰ってibookで『翔んで埼玉』を買った。自腹でマンガを買っているマンガ家は10名ほどしかいない。新たに一名増えた。