何たって、転地療法に尽きる。

それに気づいたのは30を少し過ぎた頃。
一ヶ月くらいもグズグズと風邪を引き続けていた。風邪気味ではあったが実家に用があって出かけ、一週間ほど滞在。帰ってきた時は風邪が治っていた。

体調が優れないからと言って旅行をやめるのは考え物かも。
まあ起きあがれないような重病ならともかく、ちょっと頭が痛いとか熱がある見たいとか、グズグズした症状に抜群の効き目。

考えるに、新しい場所で、「頑張らねば」と今までぐうたらしていた生命力のような物が活性化されるせいではないかと。

日常と違ったことをするにはそれなりにエネルギーも根性も使うわけで、それが気分転換&小さいことは気にするな、で小さい病気が忘れ去られるのだと思われる。

子供の時からそうだったよね、自分。
旅行に行くと朝早く目が覚めたり、疲れ知らずだったりした。

判で押したような毎日が続くことがオイラの願いだったけれど、それに一番飽き飽きしているのが同じ自分で、同じ日常が続くことも時とすれば疲れるわけで、それを解消してくれるのが旅行。どんな旅行でもOK。歩いたことのない道に踏みいるのでもOK。