カッコーはご当地、郡山市の鳥ということになっている。
子供が中学生の時、ゴールデンウィークの前にカッコウ調査という紙を持ち帰った。何月何日の朝何時にカッコーの鳴き声を聞きましたか?という調査。それを集計して郭公の数を割り出すのだという。
今年は遅い。とても遅い。もう来ないかと思ったくらいだ。
カッコウが鳴くと早速、うぐいすも啼きわめいている。谷渡りというけたたましいさえずりが聞こえる。
今年、ホーホケキョより谷渡りのキョキョキョキョキョという声のほうが多く聞く。この辺りに新しい道路が通り、小鳥達のすみかだった林は切り刻まれてだいぶ狭くなった。道ができる頃には消滅しているだろう。鶯の鳴き声は来年も聞かれるだろうか。