今年一号の喪中はがきが届いた。
介護世代まっただ中のあら還。オイラの親は逝ってしまったが夫の方はまだという具合。
当然、親の誰かがと思う。が、ご夫君。同級生同士のカップルだったからオイラにも同級生。卒業してからは年賀状だけのおつきあいで、現実世界に存在するとは言いがたい人なのだけれど、訃報には複雑な思いがある。還暦は過ぎたのだからすでに余生世代。程良い死に頃といえなくもないが、現代的には早すぎるという感じがする。
先日なくなった元横綱隆の里は59歳の若さでと言われている。
また生き残ってしまった。見送ることはつらい。若い頃のように激しく狂おしく、と言うことはないがやはり重い。
電話をした。電話ですら会話するのは何十年ぶり。6月になくなったというので時間がたっているからか割と落ち着いていた。電話に出た時ははっきりしていた言葉がだんだん小さくなって聞き取りにくくなっていった。適当に相づち打ったけど、ちゃんと聞き返した方が良かったのかな。オイラの知らない卒業後、結婚後の二人の遠い生活が眼前に展開されて、疎遠だったことがより鮮やかに思い知らされた。
電話をした。電話ですら会話するのは何十年ぶり。6月になくなったというので時間がたっているからか割と落ち着いていた。電話に出た時ははっきりしていた言葉がだんだん小さくなって聞き取りにくくなっていった。適当に相づち打ったけど、ちゃんと聞き返した方が良かったのかな。オイラの知らない卒業後、結婚後の二人の遠い生活が眼前に展開されて、疎遠だったことがより鮮やかに思い知らされた。
旦那になった方も奥さんになった方もいい人だったけれど。
オイラ旦那には「小山一郎」とあだ名をつけた。その心はお山の大将。それ以外にも色々あったんだろうな。発展家みたいだったしな。信じがたいことだが。
どうなんだろうな。オイラも未亡人になったりしたらこんな風に回想するのかしら。いかにも愛にあふれ信頼に結ばれた二人でしたみたいに?きっと言うんだろうな。言ったつもりはなくても聞く方が勝手に思うのかな。