四度目の正直でやっとやっと見ることが出来た。

神事として素人が花火を作って奉納。傘のように開いて雨の滴をとばすように火花を散らすらしいと知って是非見てみたいと思った。

2011年、その辺の田圃でやるらしいということで出かけてみたが現場を見つけることが出来なかった。奉納するという神社の前も通過したが真っ暗だった。あたりも真っ暗だった。
2012年、去年の反省をふまえいろいろ調べて出かけたがやっぱり見つけることは出来なかった。
2013年、もう二回も失敗しているので市役所に電話してどこでやるのか聞いてみた。小学校の北側の田圃でと前年のリサーチと変わらない答えで出かけてみたものの、やっぱり見つけることが出来なかった。だが、市長が見物にやってきてそのご一行様が歩いているのを見かけた。その後を追いかければ現場にたどり着けるのでは?が、車をどこに止めていいのかわからない。すごすごと帰ってきた。

今年は例年になく慎重に調べて、市の方でも開催日限定の問い合わせ電話を用意してくれたこと、駐車場の案内が出ていたこともあり、早めに出かけた。8時始まりのところ6時過ぎに家を出て7時前には到着駐車場に入れ、既に人がぞろぞろ歩いている。稲刈りが終わった田圃が会場。あちこちに消防の車が置かれて立ち入り禁止になっている。想像以上に広い。ぐるりと一周していると小一時間が過ぎ、他でも開催されている花火大会もクライマックス。お囃子の笛太鼓が切れ切れに聞こえてきて人も増えてきて車も増えてきて、想像以上の盛り上がり方。こんなに車が盛大に路上駐車していたら見落とすこともなかったのにと思ったり。

盛大に立ち入り禁止にしているのは危険だからと警備員は言った。花火が始まってわかった。火の粉が怖くて思わず後ずさる。それくらいの迫力。

目当ての唐傘行灯花火はただ一度だけで終わった。白黒写真で見たせいかこんなにカラフルだとは思わなかった。仕掛けも施されていて途中で二階建ての傘になった。ナイアガラのように火花を降らしてみたり、発射してみたり、何年も通って見に来た甲斐があった。

郡山市三穂田町で行われているお祭。