ドーナツの穴

ドリコムブログから移行しました。 これから整理する予定。

除染

除染が来る

ご親切にも我が家の敷地を除染してくれると、お知らせが来たのは昨年の11月だったと、随分前のことなので日付は忘れた。その時の予定では今年の9月いっぱいで終わるはずだった。今年になって、終了が12月31日にのび太。らしいお知らせが郵便受けに入れられていた。それっきりだ。

周りでは除染作業をしている。いつ、どういう順番で回ってくるのかかいもくふめい。庭の土を剥ぎ取るらしいので花の種も蒔けやしない。除染が終わってからゆっくりやろうなどと思っているうちに半年が過ぎようとしている。何の音沙汰もない。どうしたらいいのか。

剥いだ土を中間貯蔵施設に運ぶまでの間自宅待機させなくてはならない。その場所も悩みの種だ。庭の奥の隣家との境辺りにしようと思っていたが、経験した人から聞くと、重機で作業するので機械が入れるところでなくてはならない。道際の入り口ということになるそう。う〜ん、入り口に昔浄化槽があった場所がある。そこに埋めてもらえれば好都合なのだがコンクリートで固めてあるのでもしかするとそのまま放置されているのかもしれない。地面の下は見えない。どう配管が通っているのかわからない。

できれば、除染なんかしないでその費用をキャッシュで欲しい。そしたらそのお金を軍資金として一攫千金を狙うような度胸はないので屋根を吹き替える費用の一部にしたい。その方が放射線量も下がりそうなきがする。 

通学路の除染

町内会の除染活動。今更金をやるから除染作業に励めと言われても嬉しくない。これが事故後の一ヶ月二ヶ月だったら,有り難みがあったかもしれない。どうしても作業はおざなりになる。あまり当てにならない線量計で測って,0.3マイクロシーベルト毎時。除染という洗い流しの前後でほとんど差がない。むしろ上がってしまったり。

10時集合。一時間の予定が結局二時間に。
けっこう準備に時間がかかった。電源を取って延長コードを延ばすとか、水道につないでホースを伸ばすとか。会長たちは更に前から準備に掛かっていたらしい。凍結したホースの残り水を取り除くとか。道具を揃えるとか。手袋を支給された。ゴム張りの軍手、その下にあったか軍手。裏側がフリースっぽい。二重に手袋をすると自分の手でありながら思うに動かせない。おおざっぱなことしかできない。

除染作業は三叉路の一角に震災で無人になった家があり、荒れた庭の枯れ草が道にはみ出している。その庭先の掃除と、集団登校の小学生の集合場所の洗い流し。
 
集合場所の洗い流しは、高圧洗浄機で洗ってみた、まさに洗ってみる感じ。高圧水流をかけてもかけても泥はわいてくる。水量も圧力も全く不足。気休めにもなりやしない。こんなものを買わせるために金をばらまかないでもっと有意義に、たとえば高性能の放射線測定機とか、食べ物の放射線を測る機械とかを買う方に使って欲しい。

というのが集まった町内会役員の意見でした。

除染作業をしたのは日曜日(19日)、その翌日、集合場所脇の松林の切り倒しを業者が来てやっていた。枯れた松の木他、枯れていない松の木も4,5本切り倒したちまち運搬可能なサイズに切断する手際の良さ。切り倒された赤松には申し訳ないがこれで視界が広がったのが嬉しい。 
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