今日のｐｃオンラインからのメールタイトルは
「カセット、レコードをＣＤに楽々変換」というものだった。

この「ＣＤに変換」を見るとどうしても反応してしまう。
今は聴かれなくなったレコード、カセット。どうしよう。

で、なぜ、聞かれなくなったのか？というとブツが無くなったから。簡単な理由だ。まずはレコードプレーヤーやカセットレコーダーを買えばいい。それがそれほど簡単でも無く、レコードプレーヤーに至っては一時幻のになってしまっていた。

実家には立派なオーディオセットがある。レコードプレーヤーも付いている。実家に暮らした４年あまり。いくらでもＣＤ化が出来たはずだ。

お茶をかけて愛用のソーテック君を仮死状態にしてしまった。こいつを蘇生するべくバイオ君を買った。バイオ君にはソニー特製の何とかスタジオというＣＤ化にはうってつけのソフトがプリインストールされていた。

 いざ！ＣＤ化と勇んでまず長岡針の因縁の会社からレコード針を購入。二度と買わないであろうと奮発して１万円も出して３本買った。
いざ！ＣＤ化。ところがレコードが回らない。レコード盤を回すゴムがとろとろに溶けて黒いどろどろが所々に。。くだんの長岡針因縁の会社ではプレーヤーを回すゴムも売っているのだけれど、サイズがわからない。測ろうにもどうゴムが回っていたのかさえわからない。考えた末、購入した地元電気店にお願いしてみた。

驚いたことにちゃんと持ってきてくれた。持ってきてくれた二代目若旦那さえ、「（ベルトが）よくあったね」と驚いていた。これでゴムベルトのかけ方はわかった。動くようになった。

喜んでパソコンに取り込み、ＣＤ化して問題発生。音が間延びしている。ゴムベルトがよく合っていないのかもしれない。取り付けてもらった後サイズを確認すると若干短いものを取り付けた感じ。早めに伸びたのか、きついのでゆるめに再生していたのか。新たに購入してもしばらくすると又回り方が緩くなる。

パソコンに取り込んではみたものの、一曲一曲切り分けてやらねばならない。これをちゃんとしておかないとＣＤ化してもランダム再生とかが出来なくなる。結構大変な作業なのだ。あんまりきっちりやろうとしたのがいけなかったのかもしれない。

そうこうしているうちに、 ８年が経過。全部をレコード化するのはあきらめた。めぼしいものだけ、とパソコンに取り込んだが、切り分けが完了しないうちにバイオ君が起き上がれなくなった。

結局はやらないんだ、ＣＤ化。なのに夢を見てしまう。無限にあって減らないものは「欲」だけなんだろうか。